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マレーシアの給与明細のEPFって何?仕組み・利率・引き出し方を日本人向けに解説【2026年版】

マレーシア生活情報May 06, 2026 15:14

こんにちは!リーラコーエン マレーシアです。

マレーシアで働き始めて最初の給与明細を受け取ったとき、「EPF」という項目を見て「これ、何が引かれているんだろう?」と思ったことはありませんか?

あるいは、これからマレーシアへの転職・移住を考えている方の中には、「EPFって聞いたことはあるけど、よくわからない」「日本の年金と何が違うの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

実はEPFは「ただ引かれるだけ」の制度ではなく、使い方によってはマレーシア就職の大きなメリットのひとつになります。本記事では、EPFの基本的な仕組みから、利率・引き出し条件・スマホでの確認方法まで、日本人が知っておくべき情報をわかりやすくまとめました。


⚠️ 本記事は、リーラコーエンマレーシアが公開情報をもとに作成した参考情報です。EPFの制度は変更される場合があり、個別の状況によって異なる場合があります。具体的なご質問やお手続きについては、EPF公式サイト(kwsp.gov.my)または最寄りのEPFオフィスへお問い合わせください。

1. EPF(KWSP)とは?マレーシア生活と切り離せない公的退職積立制度

EPFとは、Employees Provident Fund の略で、マレーシア語では KWSP(Kumpulan Wang Simpanan Pekerja) と呼ばれます。マレーシアの公的な退職積立制度で、加入者の給与からの拠出と雇用主の拠出をもとに、将来のための資金を積み立てる仕組みです。

日本の公的年金は「賦課方式」が中心ですが、EPFは自分名義の積立口座にお金がたまっていく「積立方式」です。そのため、毎月の拠出金と運用益が自分の資産として積み上がっていきます。

日本で例えると強制加入のiDeCoです。

EPFは単なる天引きではなく、将来の退職資金を形成する制度です。配当も年1回付与され、2025年度の配当率は 6.15% でした。


2. マレーシアで働く外国人もEPFに加入するの?生活に直結する2026年最新情報

ここは2026年時点で特に重要なポイントです。

⚠️ 重要:外国人従業員のEPF拠出は、2025年10月以降に義務化されています。
拠出率:雇用主 2% + 従業員 2%

EPFの対象者はマレーシアで働く人全員です。2025年9月まではマレーシア国籍の方のみが対象でしたが、2025年10月以降から外国籍の方も対象となりました。そのため、個人側は給与から2%分の天引きが毎月発生します。


3. マレーシア生活の給与から毎月いくら積み立てられる?拠出率をチェック

EPFの拠出額は、加入者の区分によって異なります。

区分 従業員拠出 雇用主拠出 合計
マレーシア国民・永住権保持者(60歳未満) 11% 12〜13% 23〜24%
マレーシア国民・永住権保持者(60歳以上) 5.5% 6〜6.5% 11.5〜12%
外国人従業員(2025年10月以降) 2% 2% 4%
📌 例)月給 RM8,000 の外国人の場合:従業員 RM160 + 雇用主 RM160 = 合計 RM320 / 月 が積み立てられます。

※今後はマレーシア人と同じ水準まで段階的に引き上げられる予定です


4. マレーシア生活を支えるEPFの3つのアカウントの仕組み

EPFでは、加入者の積立金が3つの口座に分かれます。2024年5月の制度改定以降、Account 1 / Account 2 / Account 3 の構成になっています。

アカウント 名称 主な用途
Account 1(75%) Akaun Persaraan 退職後の資金として主に使われる口座
Account 2(15%) Akaun Sejahtera 住宅購入・医療・教育など特定用途に使える口座
Account 3(10%)※ Akaun Fleksibel 柔軟な引き出しができる口座(最低RM50等の条件あり)

※ Account 3は2024年5月11日より導入。「いつでも無条件で全額引き出せる」わけではありません。


5. マレーシア生活の資産運用、EPF配当の利率はどのくらい?

EPFの積立金は毎年運用され、その成果が配当(Dividend)として口座に反映されます。

年度 配当率(Conventional / Shariah)
2025年度 6.15%

配当率は銀行預金と比べると高い水準で、マレーシア国内では非課税扱いとして説明されることが一般的です。配当率は毎年EPFが公式発表します。

この配当は引き出されるのではなく複利で運用されるものです。


6. EPFを引き出せるのはいつ?マレーシア生活を終えるときの帰国対応も解説

※ 税務署(LHDN)でのタックスクリアランス(納税証明)が完了していることが条件となります

Account 3からの引き出し

Account 3は柔軟な引き出しに対応していますが、最低RM50の条件などがあります。「いつでも好きなだけ」引き出せるわけではありません。

Account 2からの引き出し

住宅・医療・教育などの特定用途で引き出し可能。用途や申請条件は制度ごとに決まっています。

55歳以降

55歳になるとEPFの引き出しルールが変わり、退職資金としての取り扱いが中心になります。55歳以降も働く場合は追加拠出の扱いも変わります。

マレーシアを離れるとき(帰国・ビザ終了)

外国人は、マレーシアでの雇用終了やビザ終了など、所定の条件を満たせばEPFの残高を全額引き出せる場合があります。

⚠️ 注意:「永久に離れる意思があれば自動的に引き出せる」わけではなく、退職証明書やビザ取消しなどの書類確認が必要です。

7. マレーシアのi-Akaunとは?EPF残高を確認する方法

 

EPFの残高や配当は、KWSP i-Akaun(スマートフォンアプリ・Web)で確認できます。

 

  • 残高確認・積立履歴の閲覧
  • 年間ステートメントの確認
  • 外国人でも基本的な残高確認・記録閲覧は可能

※ 一部の申請機能には制限がある場合があります。


8. 最後に

EPFは、マレーシアで働く人にとって重要な公的退職積立制度です。特に2025年10月以降、外国人従業員にも原則2%+2%の拠出が義務化されている点は、ぜひ押さえておきましょう。

ポイント 内容
EPFとは マレーシアの公的退職積立制度
2025年度配当率 6.15%
外国人の拠出(2025年10月〜) 従業員2% + 雇用主2%
Account 3 柔軟だが無条件・無制限ではない
帰国時の全額引き出し 所定の書類・条件確認が必要

参考URL

  1. EPF / KWSP 公式サイト https://www.kwsp.gov.my/
  2. KWSP i-Akaun 公式案内 i-Akaun
  3. マレーシア政府系の関連案内 https://www.mkn.gov.my/

マレーシアでの就職・転職を検討中の方、またはすでにお勤めの方の参考になれば幸いです。マレーシアでのお仕事探しや転職のご相談は、ぜひリーラコーエンマレーシアまでお気軽にお問い合わせください!

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